【薬剤師の転職】給料で失敗しない会社選びのポイントを採用担当が教えます

薬剤師 転職

こんにちは。

転職活動中 スズキくん「求人見てもだいたいどこも一緒だし、どこ選んだらいいんだろう?」

この記事では、そんなあなたのお悩みについてお答えします。

なお、勤務地、通勤時間、応需科目など、誰でも確認していそうなことは割愛します。
たぶん、普通に確認してるはずなので。

本記事の内容

  • ・給与構成 手当名目に注意
  • ・ボーナス有無
  • ・人事評価と経営者の方向性
  • ・おまけ①社宅制度は利用すべし
  • ・おまけ②転職エージェントは使うべき?

薬剤師の給料の確認すべきポイント

それでは今回の内容に入っていきましょう。
細かいところもありますが、転職してから「聞いてないよ〜」と泣きを見ることにならないよう注意しましょう。

手当名目に注意

転職活動中 スズキくん「月50万くれるっていうんだから、それでいいんじゃないの?」

まぁ、たしかにそうれはそうなんですが、手当ての付け方次第では、残業代単価がめっちゃ、低くなります。

残業代の計算は以下サイトに譲りますので確認してください。
普通に働いているとこういう事情を知らずに過ごしている人も多いので一読することをオススメします。

『残業代の基礎になる時給の計算方法~基本給との違い~(弁護士執筆)』

一般的には、「薬剤師手当」「資格手当」とこかいてあるなら基礎賃金に入るようですが、よくわからない名目で手当がつけられていると基礎賃金に含まれないので注意しましょう。

極端な例を出しておくと、
「基本給40万円 + 薬剤師手当10万円」→ 基礎賃金50万円
という場合と、
「基本給20万円 + 住宅手当20万円 + 家族手当10万円」→基礎賃金20万円
では、基礎賃金が大きく違ってくるため、残業代もかなり変わってくるのがわかると思います。

残業は無いに越したことはありませんが、
そうはいかない時があります。
どうせもらうなら単価高くしておいたほうが断然おすすめです。

そもそも、こういう分かりにくい手を使ってまで人件費を削ろうとする経営者ってどうなんでしょ。。。
他で頭使って経費削減してほしいと思います。

『ボーナス有』に騙されてはいけない


やっぱりボーナスがあるかないかって興味ありますよね?
気になりますよね?
たくさんもらえたら嬉しいですからね。

でもここであなたに残念なお知らせがあります。

実は、ボーナスの支給は確約されているわけではありません。

ボーナス有り(過去実績2.5ヶ月分)とか書いてあっても騙されてはいけません。
あくまでも過去です。
あなたが入ってからもらえるかは分かりません。

そもそもボーナスは、業績連動が普通です。つまり、会社が予定通りに儲かったからあげるよってだけです。
だから、ボーナス有りで年収を考えては危ないです。

もし、仮に会社が予定通り儲からなかった場合、削られるのはボーナスです。
一般に、基本給や手当はそう簡単に下げられません。
なぜなら、雇用契約書や賃金規定に明記されているからです。
それに、経営者の心情的にも実施するにはハードルが高めです。
しかし、一方で、ボーナスは確定事項では無いため、「儲からなかったので今季はボーナスありませ〜ん」
と言われても文句は言えません。

なので、転職エージェントを利用されているなら、ボーナスなしの希望年収を伝えるのがベターです。
それと同時に、ボーナスがもらえなくても大丈夫な年収がいくらになるのかも計算しておくのもいいですね。

もし、気に入った企業が中小企業の薬局で、賃金交渉が可能な場合は、
ボーナス分も12ヶ月の給料に上乗せしてもらうと良いかもしれません。

「それじゃぁ、もし業績がよくてボーナス弾むよってなった時損するんじゃ無いですか?」
確かにその可能性はあります。
しかし正直なところ、保険薬局事業だけでは可能性は低いと思います。
調剤報酬は改定するたびに減らされるし、薬価もどんどん下げられています。
そのようなビジネス環境の中で、爆発的に利益を上げるというのは、なかなか困難です。

というわけで、
『ボーナス有』に飛びつかず、
より確実に毎月の給料に乗せてもらえるようにしましょう。

そうすれば、入社してから安定した高い給与をゲットできます。

『昇給有り』はどうやったら昇給する?〜会社の方向性と人事評価基準を確認しよう


もし、あなたが給料を継続的に上げていくことに興味がなかったら、ここは読み飛ばして構いません。
普通に日常業務をこなして、過ごしていければいいやって人にはあまり役立たないかもしれません。

しかし、長く働いて、その中でも給料を上げていきたいと思っているなら、事前に確認しておくことをオススメします。
特に、上場企業のような、体制ががっちり固まっている企業ではなく、
中小企業に就職しようとしているなら、この考え方は絶対に知っておくべきです。

では解説します。

人事評価基準を確認すべき理由は、努力の方向性を間違うと時間の無駄になるから、です。

まぁ言っちゃえば単純かもしれませんが、意外と大事です。

上場しているような大企業の場合は、人事評価基準が明確に決まっていたりするのですが、
中小企業の場合は、明文化されていない場合が多いです。
極端な話、経営者に気に入られる成果を出せれば一気に昇給昇格することも全然あり得ます。

具体的に考えてみましょう。

もしあなたが経営者だとして、以下のような方向性で行きたいと考えているとしましょう。
あなた:「やっぱり今後は在宅やって、かかりつけやっていかないかなきゃ」

そんなあなたのもとに二人の求職者がきました。
Aさん:「自分は、がん専門薬剤師としてやってきました。これからもその方向でやっていきたいです」
Bさん:「前の職場では在宅もかかりつけもやってました。今後も地域のかかりつけ薬剤師としてやっていきたいです」

さて、あなたはAさんとBさん、どちらを採用しますか?

もう、明らかにBさんですよね。

経営者は、自分のビジョン、理想を一緒に叶えてくれる人を採用し、仕事を与え、昇給昇格させます。
だから、人事評価基準が明文化されてない会社は特に、経営者の思う方向に会社を発展させ、
売り上げを増やし、利益を増やしてくれる人に多くのお金を払います。
なので、あなたが進みたい方向性と、会社の、特に経営者の方向性が一致していることは重要です。

まとめると、今後もしっかり給料を上げていきたいのなら、
自分の方向性と、会社の方向性が一致しているところを選びましょう。

薬剤師の給料のポイント【おまけ】

ここからは、会社によってはあったりなかったりですし、裏話のような面もあるのでおまけとしてます。ご参考までにどうぞ。

おまけ:社宅制度は使えるなら使え!

これは中小企業でしか交渉できないのかも知れませんが、社宅制度があるなら積極的に利用しましょう。
社宅にしてもらって税引き前給料から天引きしてもらいます。
すると、あなたの年収は一見減ったように見えますが、税金や保険料が安くなるのです。
そうすることで可処分所得(手元に残るお金)が増えます。
会社側も、あなたと折半する保険料が減れば負担軽減になります。
Win-Winの取引と言えます。

おまけ②:転職エージェントは使わない方が良い場合もある

採用側にならないとあまり知り得ないことの一つに、転職エージェントへの報酬があります。
会社によっていろいろですが、大体、
「転職者の理論年収 × 30%前後」
と設定されているところが多いです。
もし転職が年収600万円で決まったら、手数料だけで180万も会社は支払わなければなりません。
(そこから転職お祝い金が出ていることはいうまでもありません
こう行った事情を鑑みると、直接薬局に電話したり友達のツテなどを使って入社する方が、
給与面で優遇してくれるかもしれません

さて、いかがでしたでしょうか。
転職するときに給料のことって、重要なポイントになるかと思います。
給料はどうやって決まっているのか、
どうやって上がっていくのか、
その辺も考慮に入れて転職すると、
満足な転職が実現できるはずです。

ぜひ、有利な給与提示を引き出せるように交渉してみましょう。

では。