新人薬剤師の勉強法【おすすめ】

薬剤師 薬剤師その他

新人薬剤師スズキくん「薬剤師なったはいいけど、これからどうやって勉強したらいいんすか?」

この記事ではそんな悩みにお答えします。

この記事の信頼性を上げるため、簡単に自己紹介します。

  • 新卒で大学病院に就職
  • 1年目から先輩の学会発表に参加
  • 2年目から病棟担当
  • 2年目から緩和ケアチームにも所属し、疼痛コントロールに貢献
  • 先輩と薬薬連携の初期立ち上げ

上述のように主にがん、緩和ケアの領域で仕事をしていました。
もちろん色んな幸運があったからこそ、いただけた仕事だったとも思います。
しかし、断言します。
その幸運を引き寄せたのは紛れもなくこれから紹介する勉強をずっと続けたからです。

これを読んでいるあなたはきっと真面目だし、
真剣に患者さんのためを思える人です。
そんなあなたが努力したら、患者さんも周りのスタッフもハッピーになる以外あり得ません。

最初が肝心です。
勢いのあるうちに勉強の習慣をつけ、
圧倒的に活躍する薬剤師になろう!!

では、いきましょう。

新人薬剤師なら自分バイブルを作るべし!

目的:薬剤師としての軸を作る

新人の頃は、何をやっても初めてのことばかりで、逆に何を勉強した方がいいのかわからなくなりがちです。仕事していれば色んな領域の薬を触るし、毎日知らないことも出てきますよね。そこで強くオススメしたいのが「自分バイブル作り」です。

やり方

  • 知らない薬をひく
  • 引いたらアンダーラインひく
  • 本や勉強会で学んだことを書き込む
  • 付箋はる
  • 患者指導箋を貼る

ざっと言えば、気に入った医薬品集を1冊買って、そこに書き込んでいくだけ
ただそれだけです。
簡単ですよね。

本は文字の書かれたノートだと思って、どんどん書き込みましょう。

どの医薬品集を買えばいいのか問題

どの医薬品集がオススメなのか、と聞かれることも多いので答えておきます。
ですが、基本的には個人の好みの問題なので、こんまり式に「ときめくか?」で選んでOKです(^O^)/

ただ、個人的に超絶オススメなのはポケット医薬品集です。
控えめに言って最強です。
ちっちゃくいっぱい書いてあるので読みにくいですが、
余分な豆知識がよく書いてあって、それが楽しい。
普通に読み物として面白い。

監修者が亡くなり、2009年に一度廃刊になったのですが、
ファンからの根強いラブコール?によって澤田先生を迎え復活した医薬品集です。

いくつか有名どころを上げておきますので、
すぐに買って明日から使い倒しましょう。

どれも5,000円とかしますが、

これがまじで最強
ポケット医薬品集

どこの薬局、病院にもあるド定番
今日の治療薬

これも結構使いやすい
治療薬ハンドブック

電子版もついてくるのが便利で使える
治療薬マニュアル

新人なら働きながら勉強しろ!

ポイント:仕事の隙間時間を無駄にしない

勉強しようと2、3時間も意気込むと、かえって何にもできなかったりしますよね。
それに、仕事終わって疲れた状態でさらに勉強しようとか大変です。
絶対に続きません。

なのでここは王道の「隙間時間活用法」を紹介します。

添付文書勉強術

ポイント:30秒で要点を確認

普段、調剤をしていると、新しい箱を開けた時、添付文書が入っていますよね。
あれをチャチャっと読みましょうってことです。

やり方

  1. 調剤した添付文書を白衣のポケットとかに突っ込む
  2. ちょっと手が空いた時に取り出す
  3. 赤でチェックしながらざっと読む
  4. 特に最初は薬剤名、成分名、用法用量、基本的な注意、主な副作用、食事の影響、薬効薬理を中心にチェック
  5. 一通り読んだら即捨てる

これ、実際にやってみるとわかるんですが、
集中すればかなり早く終わります。
というか、時間をかけてゆっくり読もうとしても無駄です。
ぱっぱと片付けてしまうのが正解です。

処方箋めくり

ポイント:処方パターンをつかむ

これもかなり有効な勉強法です。

処方医も人間です。
処方の傾向もある程度のパターンや傾向が存在しますので、それを知る勉強です。

なぜパターンを知る必要があるのでしょうか?
それは、自分たちが楽に仕事をするためです。
パターンに当てはめることができると、頭の中の処理が自動化できるので楽チンになります。
「あぁ、またこれね」みたいな感じでサクサク調剤できます。
また、薬剤師の役割として処方箋の間違いに気づくって重要な役割がありますね。
パターンを知っていると、イレギュラーに気がつくことが簡単ので、
処方箋の間違いに気が付きやすくなります。

やり方

  1. 過去のまとめてある処方箋の束を用意する
  2. 患者情報はとりあえず無視して、処方内容だけを拾っていく
  3. あとはそれを何枚も何枚もやるだけ

どれくらいやるべきか?
→「またこれか」と感じるようになってくるまで継続するのが超絶オススメ。

処方解析しよう

目的:処方箋を見た時に、患者の全体像を推測するため

先ほどの処方箋めくりでは患者情報は捨てていいと言いましたが、
今度は患者情報は捨てずに、一枚一枚の処方箋を詳細に分析します。

病院ならカルテも含めてなるべく情報を集めましょう。

処方内容、用法用量はもちろん、処方意図まで推測してみましょう。

例えば、ガイドラインに処方内容を照らし合わせてみると、患者の状態が結構わかったりするのでオススメです。

また、これ、最初はなるべく経験のある先輩にも一緒にやってもらいましょう。
新人だけでやると、変な方向に行っても誰も気がつけないし、先輩の経験も一緒になることで、学びが深まります。

新人薬剤師なら休日は広げる勉強をする


もちろん最優先すべきは自分のところの、よく出る薬を学ぶことです。
ですが、それだけだとどうしても偏りが出てきてしまうんですね。
それを補正・予防するための勉強です。
薬剤師も専門制度がありますが、例え持っていても同じようにシフトに入るし、
色んな薬に対応しなきゃいけないですよね。
担当する患者さんは色んな領域の疾患を持っている場合がほとんどです。

薬剤師として働くなら、浅く広くも大切です。
広い知識があれば、患者さんに貢献できる幅も広がります。

オススメは月刊誌を定期購読すること。
職場によっては毎月買ってくれるところもありますので有効に活用しましょう。

月刊誌がオススメな理由

  • 一年で満遍なく特集を組んでくれる
  • 季節に合わせて情報収集できる
  • 直近で話題になった時事ネタが扱われる
  • 月一なので勉強のペースメーカーになる

オススメ月刊誌

日経DI:もっとも有名な薬の雑誌。内容も多岐に渡り、端から端まで楽しく読める。DIクイズは本当に役出つものばかり。別冊のまとめ本も◉

ファーマトリビューン:紙媒体での提供はなくなったが、ウェブメディアとして継続。

調剤と情報:内容がものすごく濃い。もっと深く勉強したい人向けかな。

Pharma Medica:医師が薬を理解し、薬剤師が臨床を理解するための雑誌。より臨床的な雑誌

復習するのが脱・新人の最短ルート

復習は絶対にオススメです!!
できるやつなら必ずやっています。

そもそも復習をお勧めするのは、同期の新人をブチ抜き、これからの薬剤師人生を乗り切って欲しいからです。
まぁ大体の人は社会人になってから勉強を続けません。調べによると社会人の平均勉強時間は6分だそうです。
たった6分!!
余裕ですよね。
なんなら仕事中に終わりますよ。

ちょっと勉強するだけで同期から頭ひとつ抜け出ることが叶います。

もうやらない理由がありませんね。

新人は特に勉強するほど「楽」になる

たまに、「息をするように薬剤師の仕事ができるようになりたい」という人がいますが、
基本的には勉強しないと無理です。
そもそも薬に対する知識がないとそうはなれません。
知識をつけ、パターンを理解し、処方内容が手に取るようにわかるようになって初めて楽になるのです。
楽をしようと工夫したり、頭使うのはいいですが、
やはり基礎ができていないと何も楽にはなりません。

さて、理論理屈はここまでです。
あなたが理想的な薬剤師ライフを送れるかどうかは、あなた次第です。

ここで紹介した方法をあなたが実際にやらなければ何も変わりません。

手を動かしましょう。

薄い紙を一枚一枚重ねていくように、日々積み上げていけば
圧倒的に活躍する薬剤師になれますし、
医師からも頼られる薬剤時に必ずなれます。

上を目指しましょう。

頑張ってください。